過去ログ - 岡部「離合集散のアンフィビアン」
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133: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/17(月) 19:26:31.87 ID:LqHk922Go
携帯の画面に落としていた目線を開発室の奥に佇むそれに向ける。
電話レンジ──タイムリープマシン。
設定完了……番号は……確か……。
記憶を頼りに、生まれてはじめて手にした携帯の番号を打ち込んだ。
ゆっくりと、確実に。
倫太郎「1999年への跳躍……」
ヘッドフォンを装着し、固唾を飲んで心に刻む。
『忘れないで』
倫太郎「紅莉栖……俺はっ……」
『あなたはどの世界線にいても1人じゃない』
倫太郎「お前もっ……」
『──私がいる』
倫太郎「助けるっ!!」
その瞬間、世界が琥珀色に包まれ、波打つように歪み始める。
天と大地は入れ替わり、立っていられなくなる──
Chapter 4 『暗中のメテンプシュコーシス』 END
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