過去ログ - 岡部「離合集散のアンフィビアン」
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245: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/20(木) 09:32:05.75 ID:V9lxdDRjo



8月16日 19:52



夕暮れ時をわずかに過ぎた頃。
萌郁が運転するライトバンを降りると雨はすでに止んでいた。
零れ落ちる残り雨がポツリ、ポツリとあちこちで音を立てている。
外はもう暗闇が支配しており、空に広がるのは紺の水彩をにじませたような薄い雲。

明かりが灯る天王寺の家を尋ねると天王寺が笑顔で迎えてくれた。

天王寺「来たな」

倫太郎「一体どういうつもりです? 近づくなと言ったり、来いと言ったり」

天王寺「まあ座れや岡部、萌郁もな」

萌郁「……さ、岡部くん、座って……」

倫太郎「あぁ……ぐぅっ……」

畳の上に腰を下ろすと、やはり激痛が走り、声が漏れる。

天王寺「ったく、何発撃たれてやがんだ。ホントに死ぬぞバカ野郎」

倫太郎「問題はないですよ、この世界では俺は死ぬようにはなっていない……」

天王寺「……? まあいい、話ってのはつまり、あれだ」




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