過去ログ - 岡部「離合集散のアンフィビアン」
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282: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2013/06/21(金) 08:59:56.00 ID:91TEI0rGo
Chapter 9 『収束流転のデスペディーダ』
8月16日 20:52
長く重苦しい沈黙がラボ内を支配している。
俺も萌郁もソファに腰がけたまま言葉を発しなかった。
明かりのない室内と差し込む街灯の逆光で、天王寺の表情を窺い知ることはできない。
倫太郎「……」
萌郁「……」
天王寺「今のが1999年の話だ」
天王寺「ったく、何年経っても忘れるこたできねえなぁ……」
天王寺は力なく自嘲気味に笑う。
そんな調子もあってか、いつもの巨躯な輪郭が、ひと回り小さく見えた。
萌郁「FB……大丈夫? 震え、てる」
天王寺「大丈夫だ。昔を思い出したからちっとばっかしこみ上げてきただけだ」
萌郁「そう……」
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