過去ログ - 小鳥「酒と泪と男と女と部屋とワイシャツと私」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:32:09.54 ID:47cHRoXw0
何故こうなってしまったのだろう

月明かりが窓から入り込み、暗闇に包まれるはずの私の部屋を淡く照らし出している

私はそんな部屋の中で膝を抱え考えていた

私は何処で間違ってしまったのだろう

私は何故あんな事を言ってしまったのだろう

私は何故一人でこの部屋に居るのだろう

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:33:25.44 ID:47cHRoXw0
「今日からこの事務所で働く事になったPです。 宜しくお願いします」



ピシッとネクタイを締めた黒髪の爽やかな青年はそう言うと私に頭を下げてきた
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:35:16.08 ID:47cHRoXw0
P「すみません小鳥さん…○○テレビに提出する春香ちゃんの宣材写真は何処にありましたっけ…」

小鳥「あ、それなら今社長が持って行ってるんで、控えがデスクの中に入ってるんでちょっと待っててくださいね」

P「すみません…お手数おかけして…」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:36:23.59 ID:47cHRoXw0
P「やりましたよ音無さん! 春香がオーディション通りました!」

P「聞いてください音無さん! 千早の曲がトップ三十に入りました!」

P「驚かないでくださいよ…なんと! あずささんのドラマ出演が決まりましたよ!」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:37:40.04 ID:47cHRoXw0
アイドルの娘達の事を話している時のプロデューサーさんの顔は輝いていた

見ている私も嬉しくなってくる位の笑顔

嬉しい事がある度に私を飲みに誘ってくれるプロデューサーさん
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:40:07.52 ID:47cHRoXw0
私達は付き合っていた

切っ掛けは家まで送ってくれたプロデューサーさんを私が家に招き入れた事から

下心があったわけではない
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:42:13.13 ID:47cHRoXw0
P「小鳥さん…」

小鳥「は、はい!」

P「…ずっと好きでした…俺と付き合ってください!」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:43:42.82 ID:47cHRoXw0
小鳥「あの…その…よ、宜しくお願いします!」



その言葉で真剣な顔のプロデューサーの表情が驚きの表情へと変わっていった
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:46:40.27 ID:47cHRoXw0
プロデューサーさんの提案から仕事とプライベートはしっかりと割り切ろうという話になった

けれどまず二人で社長に報告

社長は驚いた顔をしていたが、直ぐに満面の笑顔で喜んでくれた
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:50:15.38 ID:47cHRoXw0
何時もの事務所

私はせっせと書類を纏めている

プロデューサーさんは向いのデスクで必死に企画書を作っている
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:53:30.26 ID:47cHRoXw0
ビルの屋上では冷たい風が吹いていた

もう秋ね…


以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/16(日) 17:53:40.39 ID:QFn6UUuG0
スレタイで吹いた
支援


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:56:20.39 ID:47cHRoXw0
何で…何でメールが来た段階で気が付かなかったのだろう

バレていないと思っていたから?

うん…完璧に隠し通せていたはず…けど何故…?
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 17:59:37.69 ID:47cHRoXw0
あずさ「ふふっ♪ どうしたんですか、変な声出しちゃって♪」

小鳥「え…だって…お、怒ってるんじゃ…?」


以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 18:03:43.33 ID:47cHRoXw0
夜の事務所で一人天井を見詰める私

プロデューサーさんは皆に怪しまれるとまずいからと、先に帰ってしまった

頭の中を昼間のあずささんの言葉がぐるぐる回っている
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 18:07:12.96 ID:47cHRoXw0
時計の音が鼓膜を刺激する

後悔の念が頭を支配し続けている今の状態

そんな頭の中の小さなスペースに生まれたもの
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 18:10:12.27 ID:MFI3gsG00
期待


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 18:10:40.50 ID:47cHRoXw0
その後直ぐにプロデューサーさんから電話がかかってきた

私は直ぐに電話に出た

素っ気ない声で
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 18:14:22.00 ID:47cHRoXw0
.


家に帰ると電気を点ける事も無いまま私はベッドへ腰掛けた

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 18:18:53.22 ID:47cHRoXw0
どれくらいの時間泣いていたのだろう

私は部屋で膝を抱えて座っていた

カーテンを閉め忘れた窓からは月の光が差し込んでいる
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/16(日) 18:23:56.48 ID:47cHRoXw0
残酷な事に、来て欲しくない次の日は来てしまう

先程まで月の光が差し込んでいた窓からは、淡い太陽の光が差し込んできていた

今日もお仕事へ行かなきゃ
以下略



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