過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」
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572: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:12:32.41 ID:rLbMA/bao
 ――時は流れ流れて、現代。
 ある日突然「特別」が「特別」でなくなりました。

「片づけも大変だなぁ……」

以下略



573: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:12:58.84 ID:rLbMA/bao
 ――おそらく、昨晩あたりにこのあたりで暴れたのは怪人か……能力を悪用する『人間』だろう。
 美優はそう推理していました。

 たくさんの『能力』や『異邦人』が現れてすごす中、当然すべての人が善人というわけにはいかないわけで。
 悪用してお金を盗んだり、犯罪を起こす人もいるというのが事実です。
以下略



574: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:14:03.10 ID:rLbMA/bao
「そういえば、今日はまーくんが遊びに来るんだっけ?」

 店長さんが思い出したように言いました。
 まーくんはおなじみのお客さん。小学生の男の子です。

以下略



575: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:15:21.68 ID:rLbMA/bao





以下略



576: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:15:49.97 ID:rLbMA/bao
「っ……!?」

「なんだ……って、あれは!」

 驚いて2人が外へ視線をやれば、そこにはなにやら怪しい人影が。
以下略



577: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:17:27.83 ID:rLbMA/bao
 美優は考えます。

 怪人や怪獣の中には一定のプロセスを踏まないで倒してしまうとあたりへ甚大な被害を及ぼしてしまうものがいること。
 ひょっとしたら駆けつけるのが遅れてしまっているだけで、この怪人がそうではないとは言い切れないこと。
 それから自分自身へとかかってしまう負担……これだけは、ほんの一瞬で流してしまいました。
以下略



578: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:18:38.03 ID:rLbMA/bao
 まーくんは、顔を上げて助けてくれた男の人のことを見ました。

 普通のスーツに、少し飾りのついたヘンテコな仮面。
 少なくとも『変身』のできるヒーローではないことは確かです。

以下略



579: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:19:28.55 ID:rLbMA/bao
 あたりの人たちは先ほどのやり取りの間にどうにか避難したようで、障害物はすっかりありません。
 特性の防災シャッターを閉めてヒーローコール。普段からの避難訓練の賜物です。

 獲物が減ったことに機嫌を悪くしたのか怪人が唸り声をあげました。

以下略



580: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:20:12.36 ID:rLbMA/bao
 まばゆい光が女性から――いえ。美優から、あふれ出します。
 全身が光へ包まれ、そして凝縮し衣へと変化していくのです。

 頭には美しいフォーテール。腕には滑らかな布のガントレット。
 希望の証であるエンブレムは胸へ。そこを起点に胸部へと加護を伴うドレス。
以下略



581: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/06/21(金) 00:21:34.10 ID:rLbMA/bao
 一瞬の空白のあと、シビルマスクが叫びます。

「いまだ、カインド! 一気に決めろ!」

「はいっ! カインディング……アローッ!」
以下略



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