過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」
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706: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:10:34.60 ID:yh5cJ0LKo
紗枝「あの辺やろうか?」

周子「んー、もうちょっとこっちじゃない?」

侍女「……」
以下略



707: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:11:00.90 ID:yh5cJ0LKo
周子「でも、ついてくるな、とは言われて無いよね」

紗枝「確かにそうやけど……、まったくもう、周子はんは」

――先刻別れたばかりの周子が、紗枝よりも先にもう目的地に到着していた。
以下略



708: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:11:26.37 ID:yh5cJ0LKo
周子「怒ってるねー」

紗枝「そやねぇ」

――二人と天狗との間には、
以下略



709: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:12:19.35 ID:yh5cJ0LKo
天狗「―――ぬ」

――しかし、真上からの謎の力に阻まれ、

――天狗は、抗えぬ大質量に押しつぶされてしまった。
以下略



710: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:12:44.77 ID:yh5cJ0LKo
――唐突に始まったその勝負は、

――『赤鬼』の鉄拳制裁で、一瞬にして終わった。

紗枝「さて……」
以下略



711: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:13:11.25 ID:yh5cJ0LKo
――その時、一陣の突風が吹いた。

――いや、突風と呼ぶには生ぬるい、

――神風とでも呼ぶべき風圧が周囲を襲った。
以下略



712: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:13:38.31 ID:yh5cJ0LKo
紗枝「……弱ったなぁ、今のでもぴんぴんしてはる」

周子「やっぱ手伝おうか?」

紗枝「いや、そういうわけにはいかへん」
以下略



713: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:14:05.58 ID:yh5cJ0LKo
紗枝「しゃあない、『家宝』を使おか」

周子「おぉー」

――小早川家の妖怪退治屋としての歴史は古い。
以下略



714: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:14:34.84 ID:yh5cJ0LKo
紗枝「出し惜しみはせえへんよ」

――紗枝が、す……っと右手を伸ばすと、そこに一振りの太刀が現れた。

――彼女は無数の式神を使役しており、『赤鬼』もそれに含まれるが、
以下略



715: ◆TAACIbOrYU[sage saga]
2013/06/22(土) 01:15:02.34 ID:yh5cJ0LKo
天狗「今のはなかなか効いたが……」

――効いた、という割にダメージは通ってないように見える。

天狗「しかし、次で仕留める!」
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