過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」
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982: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/06/24(月) 01:53:29.90 ID:eXeLsawt0
投下します


983: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/06/24(月) 01:54:03.24 ID:eXeLsawt0
とある平行世界。妖怪が人類の天敵となっていた世界。

妖怪たちの長は、人類の精鋭部隊に敗れ去ろうとしていた。

『我、死ストモ…我ガ執念ハ消エズ…!』
以下略



984: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/06/24(月) 01:54:31.79 ID:eXeLsawt0
ごみ捨て場。そこには捨てられた着物があった。

ある呉服店で遥か昔から受け継がれ続けてきた伝統の着物…だった着物。

不幸にも一番若い娘に捨てられてしまった、持ち主を失った着物。
以下略



985: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/06/24(月) 01:54:57.14 ID:eXeLsawt0
とある休日。とあるライブハウスでライブを終えたバンドグループが休憩中。

「ねぇねぇ、アンタこういう話題好きでしょ?」

突然、バンドグループのドラマーが、ボーカルの少女に笑って言った。
以下略



986: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/06/24(月) 01:56:05.41 ID:eXeLsawt0
松永涼。彼女はとあるバンドのボーカルだ。

普段は学生生活や、アルバイトをすることもあるが、彼女が最も楽しんで生きている時間は歌っている時なのである。

バイトを終わらせ、独り暮らしをしているアパートに歩いてゆく。
以下略



987: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/06/24(月) 01:56:53.86 ID:eXeLsawt0
涼は近くに粗大ごみが捨てられているのを見てすぐさま能力を使う。

『アイツが来た瞬間にバリケードになれ!』

一瞬声を張り上げるだけ。しかし答えるようにごみが一瞬光る。
以下略



988: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2013/06/24(月) 01:58:09.21 ID:eXeLsawt0
走って走って時折振り返る。完全に振り切れているわけではないようで、道に捨てられていた物がカースに破壊されていく音が恐怖を煽る。

どのくらい走っただろうか、ライブで何時間も歌ったほどで、決して少なくないと自負していたはずの体力も限界が近いようだ。

あと何回角を曲がればいい?あとどれぐらい走ればいい?
以下略



989: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2013/06/24(月) 01:58:48.15 ID:eXeLsawt0
…自分はここで死ぬのか?涼はもはや腰が抜けていた。

「…これは何?」

着物の少女が問いかけた。
以下略



990: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2013/06/24(月) 01:59:26.79 ID:eXeLsawt0
「や、やめろおおおおおおおお!」

思わず叫んだ瞬間だった。カースの腕が少女から引きはがされたのだ。

しかし少女は空中に浮かびつつ顔はうなだれたように下を向いている。
以下略



991: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2013/06/24(月) 02:00:10.77 ID:eXeLsawt0
駆け寄り、無事を確認する。

「おい…おい…!」

少女の顔は先ほどの普通の顔に戻っており、気を失っているようだった。
以下略



992: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2013/06/24(月) 02:00:44.04 ID:eXeLsawt0
翌日。

「涼さん!涼さん!」

涼は誰かの呼び声で目が覚めた。…あの少女だ。
以下略



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