177: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:44:41.36 ID:NAgQdONgo
「何だ? 種明かしをされた以上もう時間稼ぎをされるとまずいと分かってしまった、早速始めたいのだが」
「……もしかして、あなたも誰かを守りたいの?」
178: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:45:42.01 ID:NAgQdONgo
「……」
「あんな女、どうだっていい。あんなつまらない女のために何でも出来る魔術師という夢を壊されてたまるものか」
179: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:46:54.28 ID:NAgQdONgo
「……」
「私はもう戻れないんだよ! でもあなたは違うでしょう? まだ自分もその人も失わずに済むところにあなたはいるの」
180: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:47:22.05 ID:NAgQdONgo
「……、それは悪いことなのか」
「……」
181: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:48:15.58 ID:NAgQdONgo
「……ついでに聞かせて欲しいんだけど、その女の人を助けるのにどうして魔道書がいるの? ここのお医者さんは死ななければ治してもらえるってとうまが言ってたよ?」
「だったら私が生きていたら、私をそこへ運んでくれると有難い。残念ながら彼女は病やケガの類いではないのでね」
182: ◆index//3x.[sage]
2013/09/03(火) 23:48:44.38 ID:NAgQdONgo
183: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:49:33.90 ID:NAgQdONgo
「とうま!」
「おっす。悪かったな、遅くなっちまって。二人とも無事のようで何よりだ」
184: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:50:06.61 ID:NAgQdONgo
「……まあ俺は魔術師じゃねえよ」
「学園都市の能力は、呪いも解けるのか?」
185: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:51:13.14 ID:NAgQdONgo
「は……?」
「分かったろ? 俺は魔術師でも学園都市の能力者でもないけど、確かに能力は持ってる。幻想殺しっていう、魔術も超能力も、呪いだって壊してしまう力をな」
186: ◆index//3x.[ saga]
2013/09/03(火) 23:52:07.57 ID:NAgQdONgo
「……全く。すぐ行くんじゃねえのかよ」
「ふふ、まあいいんじゃない?」
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