過去ログ - エレン「進撃の巨人オルタネイティヴ?」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/17(月) 23:46:06.54 ID:h1JdYc2Wo
食事の載ったトレーを手に適当な椅子に座ると、向かいに座りながら挨拶してくる男がいた。

アルミン「おはよう、エレン」

エレン「……アルミン」

思わずほっとした。
この状況に自分でも気づかないストレスを感じていたのだろう、
一番の親友と呼んで良いアルミンの顔は俺に安心を与えてくれた。

アルミン「……? どうしたの、エレン?」

何も言わず自分を見つめる俺に不審を抱いたのだろう、アルミンがそう問う。
それに答える前に、アルミンは更なる疑問を持ったようで、表情を変えた。

アルミン「あれ、エレン……なんだか急に、背、伸びた?」

アルミン「それに身体つきもちょっとがっしりしてるような……」

エレン「え?」

言われて考えるが、部屋に鏡などなかったので自分では分からない。
だが確かに、座って眺めるこの景色は、訓練兵時代の思い出よりも少し高みから見ているように感じられる。
身体つきも触って確かめるが、激しい訓練を乗り越えたそれだ。
昔はもっとひょろっとしていたように思う。

エレン「いや、どうだろう……成長期でも来たのかな?」

アルミン「気のせいじゃなかったら、随分急な成長期だね」

軽口で返すと、アルミンが笑ってその話題は終わった。
……自分はそのまま、状況だけ過去に戻るなんて、どうにも中途半端な夢だな。
未だ現実感を覚えず、ひとまず食事を進めると、更に近づく人影がいくつか。


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