過去ログ - エレン「進撃の巨人オルタネイティヴ?」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/17(月) 23:47:57.88 ID:h1JdYc2Wo
困惑したまま、気まずい――それを感じているのは俺だけのようだったが――食事を終わらせる。
周りを見れば、宿舎に戻る者、そのまま食堂で雑談する者、外出する者に分かれていた。
なるほど、今日は休暇の日らしい。

ライナー「よう、楽しそうに食ってたな」

振り向けば、ライナーとベルトルトがいた。
……良かった、彼らの雰囲気は俺の知っているままのようだ。
安堵で笑顔になって返す。

エレン「馬鹿言え、人ごとだと思って。飯を食った気がしなかったぜ」

ライナー「何言ってんだ、いつものことじゃないか。さすが"恋愛原子核"」

ベルトルト「そうだね。少し羨ましくもあるよ」

二人が笑う。
……俺が、なんだって?

エレン「……なんだその、恋愛なんちゃら、ってのは」

ライナー「ん? ……ああ、まあそんなアダ名を認めたくない気持ちも分からんじゃないがな」

ライナー「周りにやたらと女が集まり、しかも全員に好かれる。アルミン先生曰く、恋愛原子核」

ライナー「お前にピッタリじゃないか。クリスタまで……俺の女神まで、チクショウてめえ表に出ろよ」

ベルトルト「ら、ライナー……何かちょっと漏れてるよ。冷静に、冷静に」

笑顔の中に殺意を滲ませるライナーと、それを宥めるベルトルト。
だが俺には返答する余裕がなかった。

恋愛、とこいつは言ったか。
アニ、サシャ、クリスタ、ユミル。
俺にとって友人、同期としての記憶しかない彼女達が皆俺のことを好いてるって?
質の悪い冗談にしか思えない。

だが、ライナーが言葉を翻すことはなかった。


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