10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/18(火) 00:22:27.06 ID:epGhJc5fo
すっかり暗くなった公園で、依然として二人きり。
目の前の街灯につられた蛾が、はたはたと明かりのそばで飛ぶ。
遠くで車が地面を低く鳴らしている。
「プロデューサーさん」
「……どうした?」
まゆは上着のポケットから、丁寧に折り畳まれた紙を取り出した。そっとプロデューサーに、後ろ手で渡す。
「なんだこれ、しゃし……」
プロデューサーの動きが止まった。
見開いた目は写真から離れず、口は少しのあいだ呼吸さえ忘れた。
街灯の向こうに顔を向けたまま、まゆは呟く。
「プロデューサーさん?」
36Res/15.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。