7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/18(火) 00:19:00.20 ID:epGhJc5fo
まゆとプロデューサーは、暗くなりつつある公園の中を歩く。
春が終われば夏が近づき、暖かい風が二人にそっと吹き寄せる。
あまり広くはない公園を丁度一回りしようという辺りだった。
少ない玩具を散らかしたように、ちらほらと遊具が散らばる場所で、まゆが立ち止まる。
「シーソーって乗ったこと、ないんですよねぇ」
「そうなのか」
「ええ、一緒に乗る人がいなくって」
ちらつく街灯の下で、青色のシーソーがぽつんと佇んでいる。
地面との間で手を挟むから、このごろ撤去され始めているらしいと、プロデューサーは耳に挟んでいた。
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