過去ログ - ヒイロ「インフィニット・ストラトス」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/19(水) 14:38:52.70 ID:arP0Pr4AO
ヒイロは女の子の家に着き、そこで考えてしまう。
自分がテロリストだった事を話すべきなのかを。
いや、実際は女の子に話しても特に問題はない。寧ろ女の子の両親が問題であったのだ。
自分はテロリストでした、なんて話したら確実に自分は殺されるだろう。
ヒイロだって無感情ではあるが本能がまだ死にたくないと訴えるのだ。
故にどうするべきか悩んでしまう。
適当に嘘を並べていけばいいだろうか?

そこで、ふと、考えてしまう


何故、自分は悩んでいる?

赤の他人である女の子やその両親なんてヒイロにとってはどうでもいい存在であり、その気になれば何も思わずに殺す事も可能である。
なのに、何故考える?ヒイロはドアの前で考えてしまう。
時間にして1〜2分位は考えていた。
それを見た女の子は不思議に思ったのだろう、首を傾げていた。

「どうしたの?…やっぱり、どこか痛いの?」

女の子の顔はとても慌てていた。
そして、かなり心配していた。

「いや、特に痛みは無いから問題ない。ただ少し…大きな家だなと思っていた。それだけだ。」

嘘である。そう、今のように嘘を言えばいいのに、何故自分は迷うのか全く分からなかった。
しかし、そんな事を考えても仕方ないと感じたヒイロは考えるのを辞め、家の中へと入って行く。



ヒイロ・ユイはまだ人間だった
しかし本人はそれに気付いてなかった
自分にはまだ心があるという事に…

そして、ヒイロはまだチャンスがあったのだ
人間に戻れるチャンスが

しかし、それは残虐な…残酷な…そんな皮肉な運命によってヒイロは人間性を取り戻す事になる




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