過去ログ - 高槻浩太郎「明日、兄貴が嫁さんをもらう」
1- 20
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/19(水) 22:53:49.00 ID:RCrUArQZo
浩太郎「高校入るとき、謄本取ったからな。俺だって、それまで知らなかった」

長介「俺の……つーか、姉ちゃんとかすみと俺の、生みの父親か。
   『そいつ』のことは、俺もよくは知らねぇ。顔も名前も、覚えちゃいねぇよ」

浩太郎「…………」

長介「おふくろと小さな俺たちを残して、借金の証書と共にドロンしたろくでなしさ。
   そんなヤツが俺の父親なんだ。俺の身体の半分は、あいつの血が流れている」

浩太郎「……兄貴」

長介「でもそれを、今更憎んでも始まらねぇ。そうなっちまったんだ、しょうがねぇ。
   そんな状況に救いの手を差し伸べてくれたのが、今の……お前たちの親父さ」

浩太郎「あの親父に、そんな過去が有ったなんてな」

長介「連れ子だった俺たちをまとめて引き受けて、汗水垂らして働いてたそうだ。
   俺たちが小さい頃は、おふくろが俺たち背負って朝から晩まで内職してたって」

浩太郎「……だからか」

長介「親父は良い人過ぎるんだよ。すぐ騙されるし、すぐ情に絆される。
   それでも親父はずっと、お前たちの親父であり、俺たちの親父で有り続けた」

浩太郎「でも、兄貴が『長男』を演じる必要は……兄貴はこの家から自由になっても
    良かった。そういう生き方だってできたし選べた。俺にはそれがわからねぇ!」

長介「……そう思ったことも有ったよ。親父が実の父親じゃなかった、と知ってな。
   この家は俺が守る必要はねぇんじゃねぇか、浩太郎がやれば良いんだ、って」

浩太郎「何も知らなかったら、不平を漏らしたかも知れねぇよ。でも今は違う!」

長介「…………なぁ、浩太郎」

浩太郎「な、なんだよ?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
62Res/57.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice