228:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:15:35.91 ID:Q1JgQSYQ0
「十分休んだし、あと1曲くらいは踊れるよね?大丈夫、私もサポートするから一緒に
やろうよ。それに私もプロデューサーからライブをサボってる疑惑がかけられてるから、
プロのアイドルとして挽回しなくちゃいけないんだ」
229:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:16:46.46 ID:Q1JgQSYQ0
***
230:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:17:36.34 ID:Q1JgQSYQ0
ダンスの最中、加蓮と凛は時々タイミングを合わせる為にちらっと相手の方を見る。
そのタイミングも全く同じだ。加蓮は顔を赤くして慌てて目をそらして、凛は楽しそう
に笑う。もう結婚しちゃえよお前ら、ってツッコミたくなるほどだった。
231:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:18:45.96 ID:Q1JgQSYQ0
「いやあ素晴らしかった!北条さんだったよね?ここまですごいとは思わなかったよ!」
プロデューサーはまるで子供みたいに大喜びしていた。加蓮は恥ずかしそうにぷいっと
232:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:19:39.85 ID:Q1JgQSYQ0
「私の思い違いかもしれないけど、もしかして二人は知り合いなの?今のやりとりといい
さっきのダンスといい、お互い初めて会った子同士って感じがしないんだけど……」
233:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:20:33.69 ID:Q1JgQSYQ0
「うん。私の親友だよ。小学校に上がる前からの付き合いだから、かれこれ10年くらいに
なるかな。家族以外だと一番付き合いが長いかも」
234:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:21:20.70 ID:Q1JgQSYQ0
「そうだったのか。道理で凛の機嫌が良いと思ったよ。ライブでもそんな笑顔をしない
のに、今日のお前はよく笑うしな」
235:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:22:22.47 ID:Q1JgQSYQ0
「さて雑談はこれくらいにして最後にもう一度、僕達からアドバイスしましょうか」
時計をちらっと見て、プロデューサーがトレーナーさんと再び前に立った。
236:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:24:04.13 ID:Q1JgQSYQ0
「どちらが優れているとかどちらが劣っているという話ではありません。大切なのは
バランスです。スクールのレッスンは無理のないように作られているのでケガをする
事はないと思いますが、それ以外で自主的に練習したり将来スクールを卒業して活動
237:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:25:14.19 ID:Q1JgQSYQ0
「他のみなさんも、城ヶ崎さんや北条さん達に負けずに頑張って下さいね。最初に言い
ましたが、このスクールのレベルは非常に高いし、みなさんはそれぞれ良い所を持って
います。歌やダンスに自信がなくても僕達スタッフがしっかり鍛えてあげますから、
238:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/03(水) 18:26:14.93 ID:Q1JgQSYQ0
レッスンが終了してフロアから出て行く加蓮を、東京組の子達が追いかける。おそらく
これから東京組で作戦会議だな。あたし達県外組は今日は掃除なのでその内容を知る事は
出来ないけど、でも今日のレッスンで危機感を抱いたはずだ。加蓮も1人でいるよりは、
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