330:1 ◆kSOXxiO/gY[saga]
2013/07/22(月) 15:03:41.72 ID:RybzhDUT0
「す、すぐに準備しなくちゃ!バッグと着替えと……」
何とか立ち直った柚ちゃんは、慌ててとロッカーへと向かう。しかし加蓮はその前に
立ちふさがると柚ちゃんの肩をつかんでくるりと回し、先生の方に軽く背中を押した。
「あっちでも踊るかもしれないし、そのまま行っちゃいなよ。バッグは後でアタシが
持って行ってあげるからさ。前にアタシが倒れて病院に運ばれた時、アンタそうして
くれたでしょ?それのお返しだよ」
「う、うん……、ありがと加蓮さん!」
こうして柚ちゃんは何がなんだかよく分からないまま、先生の車に乗ってCGプロに
向かって行った。柚ちゃんを送り出した後、加蓮は何事もなかったかのように首を軽く
回しながら窓際後方に戻って行く。あたしはその背中を追いかけた。
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