過去ログ - フィアンマ「病室を、間違えていないか」ヴェント「ッ、」
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2: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/20(木) 22:32:40.29 ID:51Km9zTj0

酷い雨の中。
弟を喪い、数年経って尚心の癒えぬ私は、歩いていた。
傘を差す気力もなく。泣きたい思いを懸命に堪えて。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/20(木) 22:32:45.72 ID:Lf7DSV1N0



4: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/20(木) 22:33:06.28 ID:51Km9zTj0

ぐし、と手の甲で目元を擦る。
ごしごしとこすっても、更に熱くなるだけ。
苦しい。思わず、咳き込んだ。
何もかも放り出して泣いたって、きっと誰も来ない。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/20(木) 22:33:16.73 ID:Lf7DSV1N0




6: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/20(木) 22:33:33.31 ID:51Km9zTj0

彼はそのまま、私の隣を通り過ぎる。

「あ、」

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/20(木) 22:33:56.76 ID:Lf7DSV1N0




8: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/20(木) 22:34:06.53 ID:51Km9zTj0

悪夢を見た。
酷い内容だった。
世界中から拒絶される夢だった。
元より愛され易い性格だなどとは思っていなかったが。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/20(木) 22:34:35.72 ID:Lf7DSV1N0




10: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/20(木) 22:34:41.95 ID:51Km9zTj0

一歩踏み出し。
『聖なる右』を用い、平行移動した。
聖ピエトロ大聖堂は、本日も静謐を保っている。
良い事だ、と思った。騒然としているのは好かない。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/20(木) 22:35:22.60 ID:Lf7DSV1N0




12: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/20(木) 22:35:42.40 ID:51Km9zTj0

ハンカチを返そうにも。
彼の身元はまったくもって不明であり、検討もつかない。

「……、…」
以下略



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