過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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266: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/07/12(金) 17:47:19.06 ID:jdlizT270
P「僕らしい、ですか」
楓「ええ」
今なら、あの人の考えてることがわかる。
楓「今までどおり、なにも変わりなく、ですよね?」
P「……まあ、そのとおりです」
お互いに笑う。
P「今までやってきた方向は間違ってない、というか、正しいと思うんで」
楓「そうですよ」
P「ま、粛々と。やりますか」
楓「ええ。それでこそ」
楓「私が惚れたPさんです」
恋の力は、ときに素晴らしいと思える。
なんの根拠もなく、できると思えるその力。
P「……帰りましょうか」
楓「ですね」
P「なんか、ただビール呑みに戻ってきた感じですね」
楓「いいじゃないですか、それで」
あの人と手をつなぐ。
ぱちん。
フロアが暗くなる。あるのは窓越しの街灯り。
楓「Pさん」
自分の唇をあの人の唇へ、軽く重ねる。
楓「よろしくお願いします、ね?」
あの人の表情はよく見えない。
でも。
P「ええ。これからも」
P「末永く」
その言葉で、明日からも。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
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