過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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4:1 ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/06/21(金) 12:35:04.66 ID:NydPH/AC0
楓「あ……おいし……」
大振りのホッケは身がふっくらして脂がよくのっていた。日本酒がすすむ。
私は二合徳利をもうひとつ注文した。
あの人はニコニコしながら、皿の料理を平らげる。
楓「あんまりお酒飲まれないんですね?」
私は隣のホッケ男に声をかけた。
なんで声をかけたんだろう? 普段は私から会話を切り出すなんてことしないのに。
きっとホッケが美味しいせいだ。そうに違いない。
ホッケ男は「いやあ」なんて頭をかきながら言った。
P「実はお酒弱いんですよね」
その時、私はきっと微妙な顔をしていただろう。
居酒屋なのに?
お酒飲まないなんて?
ひょっとしてひとり飯?
さびしさ満喫中?
失礼極まりないことを考えているところ、ホッケ男は言葉をつないだ。
P「弱いんですけど、飲めなくはないですよ? それに」
楓「それに?」
P「こういう雰囲気、大好きなんですよね」
楓「ああ、なんか分かりますね」
P「賑やかで活気があって。まあ、静かなとこもいいんですけどね」
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