過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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791: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/10/29(火) 17:50:51.56 ID:fvAZ1fnq0

P「とりあえず、これでも飲んで」

 ことり。テーブルにマグカップが2つ。
 あの人はホットミルクを用意してくれた。

凛「Pさん」

楓「ありがとう、ございます」

 湯気の向こうに見えるあの人の笑顔が、私を落ち着かせる。

P「で? どういうことです?」

 あの人が切り出す。
 しかし。なんと言ったらいいものか。
 私が躊躇していると、凛ちゃんが。

凛「私が、楓さんを困らせた……」

P「ほう。なにか言ったのか?」

凛「私が、楓さんに引導を渡すって、言ったから」

 そうだ。無意識に遠ざけていた言葉がよみがえる。
 でも、その言葉には理由がきっとある。
 凛ちゃんの想いの深さを知り、少しだけ冷静になった今なら、そう思える。

P「引導、ねえ。まあ穏やかな言葉じゃあ、ないわな」

凛「でも!」

P「でも?」

凛「なんかこう、あてはまる言葉が見つからなくて、その」

凛「ごめん、なさい」

 そう言って凛ちゃんはうなだれた。

P「いや、謝るのは今じゃなかろう? なんでその言葉になったか、その理由が知りたいな」

 あの人は少しずつ解きほぐすように、凛ちゃんに語る。
 その雰囲気に誘導され、凛ちゃんが少しずつ話し出した。

凛「私、楓さんに降りかかったゴシップが許せなかった」


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