過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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817: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/11/08(金) 12:18:40.08 ID:Ko7SQAV40
楓「それじゃ、いただきます」
凛「いただきます」
テーブルに並ぶ夕食。棒々鶏、れんこんのきんぴら、きのこの炊き込みご飯、みそ汁。
凛ちゃんはよく頑張っている。
楓「手際が良くなったね」
凛「うーん、慣れたのかな?」
きんぴらは惣菜コーナーの店屋物、炊き込みご飯はレトルトの素を使ったけど。
でもきちんと手抜きしながらできることに意味がある。
楓「あ、そうそう」
私は冷蔵庫へブツを取りに行く。
凛「楓さん、私も」
楓「……もう」
ストックの発泡酒を二缶、食卓へあげた。
ぷしゅっ。
未成年の凛ちゃんと晩酌。私は悪い大人だなあ。
凛「今日もお疲れさまでしたー。乾杯!」
楓「乾杯」
ひとりで呑むお酒、あの人と呑むお酒。
今こうして凛ちゃんと呑むお酒。
それぞれ雰囲気も表情も違って、とてもいい。
凛「なんか家で晩酌するお父さんの気持ち、わかるかも」
凛ちゃんが笑う。
楓「疲れてる時のビールって、なんか沁みるのね」
きんぴらをつまみながら一口ごくり。
凛「ところで楓さんって、どうしてお酒呑むようになったんです?」
楓「んー、そうねえ」
私は停止しかかってる頭を回す。
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