過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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887: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2013/12/18(水) 13:38:57.75 ID:NlNkdQrd0
凛「楓さん、Pさん。おはよ」
凛ちゃんはスタジオの前で待っていた。
相変わらず、りりしい。
凛「楓さんは、愛の巣から直行、ってとこ?」
打ち解けてからというもの、凛ちゃんはなかなか容赦がない。
楓「う、うん。そうね」
凛「ふーん……」
楓「な、なにかしら?」
凛「あんまりデレてると、パパラッチのエサになっちゃうかも?」
楓「!」
ほらね。
もちろん冗談であることは、わかってる。彼女は彼女なりに、いろいろ気を遣ってくれてるのだ。
いろいろ、気を付けてね、と。
P「おい、凛?」
凛「あはは。冗談だよ、冗談。Pさんなら、うまくやってるよ、ね?」
あの人は苦笑いするしかない。
ビューティフル小姑、なかなか手ごわい。
凛「あ、そうそう。奈緒と加蓮は午後からでいいんだよね?」
P「まあな。ふたりはゲストだからな」
『なおかれんをしごき隊』の活動はすこぶる順調で、ふたりとも1ヶ月で見違えるほど伸びた。
その分、体力と気力を大いに奪った気もするけど。
感動の涙を流したのだ、と思いたい。
私たちと一緒にレッスンする中で、奈緒ちゃんと加蓮ちゃんをゲスト出演することに決めた。
最終の東京ドーム公演。
顔ぶれだけなら、私とトライアドなのだけど。でも。
今は『Bleuet Bleu』のツアーなのだから。彼女たちがお客さまだ。
もっとも、ふたりのモチベーションが上がったのには、私たちが驚いたのだが。
加蓮「そりゃあ、私たちはアイドルなんだから。やっぱり観るより『出る』だよね?」
奈緒「楓さんや凛に負けないところを見せられる機会だし。燃えてくるさ」
やはり、私たちはプロなんだ。魅せてなんぼ。
彼女たちの意識は高い。
奈緒ちゃんたちのスケジュールを確認して、私たち三人はスタジオへ入っていく。
今日はサポートメンバーも全員そろっている。
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