過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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942: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2014/01/06(月) 18:01:07.04 ID:bTIxKIXB0

 私たちは、振りを交えて歌いだす。『Bleuet Bleu』の始動。

   ためいきの出るような
   あなたの くちづけに
   甘い恋を夢みる
   乙女ごころよ
   金色にかがやく
   熱い砂のうえで
   裸で恋をしよう
   人魚のように

 アイドルらしい振付、かわいらしさ。
 私が今までトライしていなかった部分だ。
 凛ちゃんと組むことが決まって、私はこの部分にも手を付けた。

 はっきり言おう。とても恥ずかしい。
 でもこれもまた、今は心地いい。

   陽にやけた ほほよせて
   ささやいた約束は
   二人だけの秘めごと
   ためいきが出ちゃう

 いつの間にか戻っていたサポートメンバーが、私たちの歌をバックアップする。

   ああ恋のよろこびに
   バラ色の月日よ
   はじめてあなたを見た
   恋のバカンス

 何度も、このステージを思い描いて練習してきた。
 私と凛ちゃんはひとつになる。

凛「ありがと」

楓「ありがとう」

 客席に向けてお礼をささげる。

客席「ブルーエさいこーーー!!」

客席「うおおおーーー!!」

 会場の喧騒を後にして、サポートのドラムさんにソロを任せる。

AD「おつかれさまです!」

スタイリスト「次の衣装いきます!」

凛「わかったー」

楓「はーい」

 私たちは大急ぎで簡易更衣室へ。
 次の衣装に着替えながら、水分を補給する。

凛「楓さん」

楓「ん?」

凛「……よかったよ」

楓「……凛ちゃんも」

 デュオでの一曲が終わり、私と凛ちゃんのブルーエがようやく産声を上げた気がした。


     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



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