過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」
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953: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2014/01/10(金) 18:26:38.00 ID:x1hf1Yg90

   That certain night, the night we met,
   There was magic abroad in the air.
   There were angels dining at the Ritz,
   And a nightingale sang in Berkeley Square.

 あの人と先生を含めた2プラス2のアカペラ。
 混声ヴォーカルの歌。

   I may be right, I may be wrong,
   But I'm perfectly willing to swear
   That when you turned and smiled at me,
   A nightingale sang in Berkeley Square.

 きっかけは、練習中のお遊びだ。
 あの人の歌声が先生の琴線に触れ、「お前歌っちゃえよ!」となった。
 凛ちゃんも「それいいね!」と乗り、あの人は相変わらず後ろ向きに逃げようとしてたけど。

 でもこうして、同じステージで歌っている。
 私の、あの人。
 お披露目したいような、独り占めしたいような。

凛『The moon that lingered over Londontown』

   Poor puzzled moon, he wore a frown.
   How could he know that we two were so in love?
   The whole darn world seemed upside down.

 ブレスの音さえ、会場に響く。
 声だけの饗宴。

   The streets of town were paved with stars,
   It was such a romantic affair.
   And as we kissed and said goodnight,
   A nightingale sang in Berkeley Square.

 ゆっくりとマイクを離していく。
 しばしの静寂は、歓声へと変わる。
 その声に別れを告げ、私たちはステージを去った。

 ようやく。

凛「終わったね」

楓「……そうね」

凛「……これから、楽しみだね」

楓「始まったばかりだもんね」

 ここちよい汗もそのままに。私たちは余韻を堪能した。

アナ「本日は『Bleuet Bleu』ライヴツアーにお越しくださいまして、まことにありがとうございました。お帰りの際は……」

 会場の闇が打ち破られる。宴は終わった。
 私たちは、喧噪の残る会場をステージから眺めていた。
 また、いつか。


     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



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