過去ログ - ユミル「実はベルトルトなんだ」
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 13:55:07.09 ID:5tVhYlnK0

ある日、家にやって来た大人たちとの会話が聞こえた。
みんな酔っていて、大声で話していたので盗み聞きは容易かった。

?????「『??』。あの超大型巨人は役目を終えたらどうするのかね」

???「責任者なのだから当然責任を持って飼うのだろう?」

ベルトルト「……」

母さん「御冗談を。私は化け物を愛すほどの甲斐性など持っておりません」

????「相変わらず酷い女だ。ふぐぁはっはっはっは!!!!」

〜〜〜〜

ベルトルト「母さん。壁を壊すことは良い事なんだよね?」

母さん「ああ、良い事なんだ。これでみんな助かるんだ」

母さん「愛してるよベルトルト」

ベルトルト「僕も愛してるよ。母さん」

精一杯の笑顔を作る。いつも通り笑う。あの話を聞いていないように振る舞う。

二回目は虚しいだけだった。
少しだけ胸が疼いたが辛かったり寂しかったりはしなかった。
というよりもどの感情が『辛い』に該当するのかよく分からなくなっていた。



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