過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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16: ◆qhgncplhK2[saga]
2013/07/02(火) 00:42:01.87 ID:rbT6jNmd0


今日の分を投下します。









昼食の後もみほは、華と沙織の三人で談笑をしていた。
日常の何気ない出来事に関する話題や、沙織のモテモテ体験談(近所のおじさんによく挨拶されるだけのことを大袈裟に言ってるだけ)等の、実に他愛の無い話題ばかり。
特に何の変哲もなかった。

だが、それでもみほにとって、それはとても楽しい一時だった。
つい昨日までは、このように親しく話が出来る友達などいなかったのに、今はこうして友達と共に談笑に興じることが出来る。
それは誰もが、ごく普通のことだと感じるようなことではあるが、それでもみほにとっては非常に充実した時間だった。
願わくば、このような楽しい日々がいつまでも続いて欲しいとさえ思うほどに・・・。




その時だった。

ガラ、と扉が開く音がした。
すると、多くの者が入口の方を見る中、三人の女子生徒が教室の中に入ってきた。

それは生徒会役員の者達だった。
教室内がざわつく。

「誰だろう? あの人たち・・・。」

みほは怪訝そうな表情を浮かべる。
みほには彼女達が生徒会の者だということは知らなかったが、それでも周囲の人々の反応から、彼女たちがただの生徒ではないということは、なんとなく分かった。

「コウちゃん、知らないの? あの人達は生徒会の人だよ。」

沙織が答えた。そして彼女が更に続ける。

「左にいる片眼鏡をかけた、目つきが少しキツめの人が広報の河嶋桃先輩。右の方にいる温厚そうな人は副会長の小山柚子先輩。
 そして真ん中にいる小柄な人が生徒会長の角谷杏先輩だよ。」

「それにしても、生徒会が一体何の用なんでしょうか?」

華も訝しげに首を傾げた。


彼女たちは教室内を見渡している。
誰かを探しているようだった。

その時、会長の杏とみほの目が合った。

「やあ、西住く〜ん。」

彼女は陽気に声をあげると、手を振りながら、こちらの方に歩いてきた。

「え!? あ、あの・・・僕に何か?」

「西住小次郎。少々、話がある。」

河嶋桃が少し威圧的な物言いで迫ってきた。
その時にみほには嫌な予感がした。




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