過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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166: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2014/02/12(水) 01:20:16.47 ID:ASJGosOy0



気を取り直して、訓練を続行する事となった。

まずは戦車を発進させ、格納庫の外に出なければならない。
エンジンはすでに起動しているので、まずはクラッチ操作とギアチェンジからである。

「右にあるのがギアチェンジのためのシフトレバーです。まずはクラッチを踏んで、ギアを1速に入れます。」

「分かりました。」

みほは、操縦手の華に丁寧な説明をした。

華は予め取扱説明書を読んでいたのだが、その説明書は難解で、いまいち分かり難かった。
そのため、こうしてみほが懇切丁寧に助言しながら、運転している。

華の操縦は非常にたどたどしいものだったが、何とか戦車を発進させ、格納庫の外に出ることが出来た。


「右の操縦桿を手前に引いて右折します。逆に左折したいときは、左の操縦桿を引きます。」

「はい。」

その後も、華はみほの指示通りに操作し、覚束ない足取りながらも、目的地に向かって進んで行った。


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そして数十分後。

「華さん、ここで停まって下さい。」

みほが地図を見て、位置確認をしながら言った。
どうやら目的地に到着したらしい。

「やっと着いたぁ・・・・。座席は堅いし、凄く揺れるから、座ってたらお尻が痛くなってきちゃった。」

沙織が顔を顰めて言った。
戦車というのは決して乗り心地が良い物ではないので、誰でも慣れない最初のうちはこうなるものである。






「Aチーム、応答せよ。」


その時、無線を通して河嶋桃の声が聞こえてきた。
すぐに、みほが無線機を手に取り、返答する。

「こちらAチーム。配置につきました。」

「よし。全チームが所定の位置についた。これより戦闘を開始する。」

桃から演習の開始が宣言される。



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