過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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28: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2013/07/12(金) 20:21:26.23 ID:9V0KloEX0

上映が終了し、体育館の照明が灯る。
未だ、みほは俯いたままでいた。

(早く終わらないかな・・・・。)


すると、会長の杏が前に出てきて言った。

「うちの学校でも、今年度から戦車道を復活させることになったんだ。選択をした者には色々な特典を与えちゃうよ。ねえ副会長。」

「はい。成績優秀者には、食堂の食券100枚贈呈の他、遅刻見逃し200日分・・・更に通常授業の三倍の単位を与えます。」

それを聞いた皆が驚き、場がどよめいた。

「というわけで、みんな是非とも戦車道を選んでね。よろしく♪」

こうしてオリエンテーションは終了した。


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「決めた。私、戦車道をやろうと思う。」

「え!?」

沙織の予想外な一言に、みほは思わず声を上げた。

「私も戦車道をやろうと思います。戦車道・・・素晴らしいじゃないですか。私、華道よりアクティブな事をやりたいって、ずっと思ってたんです。」

続けて華も言った。

「ねぇ、コウちゃんも一緒にやろうよ、戦車道。コウちゃんが一緒なら、きっと私達ぶっちぎりでトップだよ。」

「私からもお願いします。小次郎さん・・・色々とご指導下さい。」

華が恭しく頭を下げて言った。

「え!? ・・・あの・・・えっと・・・・。」

予想外の事態に、みほは狼狽した。まさか沙織と華が戦車道に興味を持つとは思ってもみなかったからだ。

元々、戦車道をやるつもりなど全く無かったのだが、かといって即座に断ることもできなかった。

「・・・・・・少し、考えさせて下さい。」

その時のみほは、そう言うのが精一杯だった。



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