過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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3: ◆qhgncplhK2[saga]
2013/06/21(金) 23:46:44.69 ID:dfWVbVK50


「いやな汗だ。気持ち悪い・・・。」


そう呟いた、少女の名は西住みほ。いや、正確には西住みほ"だった"者と言うべきだろうか。


みほは脱衣所に入ると服を脱ぎ、浴室に入ると、すぐにシャワーコックを捻った。すると、勢いよく水が噴き出す。
流れ出たのはお湯ではなかった。
頭から冷水をかぶるのことになるのだが、今の彼女にはそのようなことは気にもならない。
ただ見に纏わり付く不快なものが洗い落とされていく感覚が心地良かった。
冷水が肌の上を流れ落ちる。




「ふぅ・・・。」

数分後、浴室を出た彼女は脱衣所でタオルを手に取り、体を拭く。


その時、ふと鏡に映った自分の姿が目に入る。

「・・・・・・・・・。」

そこに映っていたのは、ふくよか丸みを帯びたラインをもつ、紛れも無い女性の体だった。
彼女はそんな自分の姿を、まるで忌まわしい物でも見るかのような目で見つめていた。

「くっ・・・・!!」

堪らずに目を背ける。


すると、みほは近くに置いてあったサラシを手に取り、胸に巻き付けた。
そして力を入れて思いっきり強く締め上げる。

巻き終わると、次は学校の制服を取り出した。
それは男子用の制服だった。手際よく着ていく。

そして、再び鏡の前に立つ。
すると、先程までの少女の姿は一変し、少年の姿がそこに映っていた。

「これでよし。」



更衣を終えると、みほはすぐさま、鞄の中から書類を取り出し、目を通した。
それは転校に際して、学校に提出する書類だった。

そして、書類の氏名の欄には【西住小次郎】と記載されていた。

「西住小次郎。・・・・・それが今の僕の名前・・・。」






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