過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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303: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2014/07/16(水) 15:46:10.88 ID:pERc0Cc50




みほ達、大洗チームは一足先に試合会場に集合した。
5両の戦車が横一列に並んで待機している。

すると、そこに聖グロリアーナ女学院の戦車がやって来た。
遠方より、チャーチルと、マチルダUの姿が視認できる。

そして彼女達の前まで来ると停車し、隊長と思われる人物が戦車から降りて来た。


「初めまして。 聖グロリアーナ女学院、戦車道チーム隊長・・・ダージリンです。」

赤い制服を身に纏った彼女は、ダージリンと名乗った。
彼女がグロリアーナの隊長である。

それに対して大洗側は、代表の角谷杏と副官の河嶋桃が出迎えた。

「いらっしゃ〜い。」

「本日は、急な申し込みにもかかわらず、試合を受けていただき、感謝する。」


「構いませんことよ。それにしても・・・・・・」

すると、ダージリンは大洗チームの車輌を見渡して、言った。

「随分と個性的なチームなんですね。」

その時の彼女の表情は半笑いだった。

それも無理のないことである。
ピンク一色に塗られたM3中戦車に、金色に輝く38(t)、戦国武将のような旗を立てた赤いV突、デカデカと『バレー部復活』と白いペンキで書かれた八九式。
一見すると、何の集団かよく分からないような状態であった。


しかし、半笑いだったダージリンはすぐに表情を引き締めなおして、言った。

「私達は、どんな相手でも全力で戦いますわ。 騎士道精神に則って、お互いベストを尽くしましょう。」


そう言うと、ダージリンは杏達に会釈して自分の戦車の方に戻ろうとした。


「あら?」

その時、ダージリンはある事に気づいた。


(男の子・・・・?)

大洗のチームの中で、一人だけ男子制服を着用している、黒髪の人物・・・・・“西住小次郎”の姿を、ダージリンは見据えた。

(戦車道チームに参加している男子というのも、中々珍しいわね。)

ダージリンは物珍しいそうな目で、みほの事を見た。

(これは興味深い。)

そう心の中で呟くと、そのまま戦車の方に戻っていった。


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