過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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◆MBDL96yQmCZm
[saga]
2015/01/07(水) 02:15:58.20 ID:FpJyzRUf0
Eチームの一年生達は恐慌状態に見舞われていたのだった。
戦闘が始まった途端に襲い掛かってきた、耳をつんざくような爆音や衝撃。
激震で揺さぶられる事による恐怖は凄まじいものであり、彼女達はあっという間にパニック状態に陥ってしまう。
「きゃああああ!!」
「いやあああああああ!!!」
あゆみ、あやが悲鳴を上げる。
「怖いよぅ・・・・。」
優季は通信機を投げ出し、体を縮こまらせながらガタガタと震え上がっていた。
「うぅ・・・・もういやぁ・・・・。」
桂利奈は泣きながら、蹲っている。
このように、車内はまさに収拾不能な混乱状態である。
このような状態ではまともな応戦など出来る筈もなかった。
「み、皆・・・落ち着いて!!」
車長の梓が必死で皆を宥めようとするが、どうにもならない。
それだけ彼女達の恐怖や混乱は極限に達していた。
これでは敵前逃亡が発生してもおかしくない状態である。
そして、そうこうしているうちにグロリアーナの戦車が目前にまで迫って来る。
梓がキューポラの視察口から外を見ると、迫りくる戦車の中の一両が、こちらに砲身を向け、今まさに発砲しようとしているのが見えた。
彼女は戦慄する。
「ひぃっ!!」
威圧感を放つ敵戦車の砲口を見た瞬間、梓は恐ろしさのあまり体が竦み上がる。
もはや、彼女達には何も出来ず、このまま為す術なく撃破されてしまうかに思われた。
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