過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
1- 20
379: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2015/01/07(水) 02:15:58.20 ID:FpJyzRUf0



Eチームの一年生達は恐慌状態に見舞われていたのだった。

戦闘が始まった途端に襲い掛かってきた、耳をつんざくような爆音や衝撃。
激震で揺さぶられる事による恐怖は凄まじいものであり、彼女達はあっという間にパニック状態に陥ってしまう。


「きゃああああ!!」

「いやあああああああ!!!」

あゆみ、あやが悲鳴を上げる。


「怖いよぅ・・・・。」

優季は通信機を投げ出し、体を縮こまらせながらガタガタと震え上がっていた。


「うぅ・・・・もういやぁ・・・・。」

桂利奈は泣きながら、蹲っている。


このように、車内はまさに収拾不能な混乱状態である。
このような状態ではまともな応戦など出来る筈もなかった。


「み、皆・・・落ち着いて!!」

車長の梓が必死で皆を宥めようとするが、どうにもならない。
それだけ彼女達の恐怖や混乱は極限に達していた。
これでは敵前逃亡が発生してもおかしくない状態である。




そして、そうこうしているうちにグロリアーナの戦車が目前にまで迫って来る。

梓がキューポラの視察口から外を見ると、迫りくる戦車の中の一両が、こちらに砲身を向け、今まさに発砲しようとしているのが見えた。
彼女は戦慄する。

「ひぃっ!!」


威圧感を放つ敵戦車の砲口を見た瞬間、梓は恐ろしさのあまり体が竦み上がる。



もはや、彼女達には何も出来ず、このまま為す術なく撃破されてしまうかに思われた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
837Res/529.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice