過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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55: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2013/09/08(日) 15:23:50.25 ID:96cu9f6v0


そして、そんな彼女達を他所に、みほは物思いにふける。

(私は、本当に良い友達と出会う事が出来た。彼女たちが僕に勇気を与えたくれたから、戦車道から逃げた僕も、これからもう一度戦車道と向き合う決意が出来た。
 沙織さんと華さんに出会わなければ、僕はきっと今でも逃げたままだった・・・。)

すると、みほはすっと目を細めた。

(お姉ちゃん・・・・・・・僕は素敵な友達と出会いました。)









―― みほは自分自身の戦車道を見つけなさい。西住流とは違った自分だけの戦車道を・・・・ ――





それは、かつて実の姉から送られた言葉。

(あの時の僕はそれが出来ないまま戦車道から逃げてしまったけど・・・もしかしたら、ここでならそれが出来るかもしれない。
 自分の戦車道を、彼女達と一緒に見つけられるかもしれない。)



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そして翌日。

戦車格納庫の前に生徒達が集まっていた。彼女達は戦車道の履修希望者達である。
その人数はみほ達も含めて18人程だった。


その様子を見た河嶋桃は、やや落胆気味に言った。

「会長・・・私達を含めて、全員で21人です。思ったより集まりませんでした。この前のオリエンテーションの時に流したプロモーションビデオで男子生徒の勧誘も狙っていたのですが・・・・
 結局、西住小次郎以外の男子は一人も来なかったようですし。どうしましょうか、会長。」

「まあ、嘆いてもしょうがないよ、かーしま。この人数で何とかやっていくしかないね。」

その時、一人の生徒が挙手して、杏に尋ねてきた。その者は特徴的な癖毛を持つ生徒だった。

「あの・・・使用する戦車は何ですか?ティーガーですか?それとも・・・・」

「えーと・・・何だっけ? なんちゃら号戦車とか言ったっけ? まあ、とりあえず実物を見せた方が早いな。」

そう言うと、杏は格納庫の扉に開けた。


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