過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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616: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2016/04/18(月) 00:13:42.46 ID:ki2ybgIko




そして、みほの指導によって腕を上げた者達の中でも、五十鈴華は特に成長が著しい者である。


この日も、大洗チームは機動や射撃の訓練をやっていたのだが、この時に華が、その上達した腕前を見せた。

照準器を覗き込んだ華は、遠方に設置されていた的を確認する。

(小次郎さんの教え通りに・・・。)

みほにアドバイスされた事を意識しながら、狙いをつけ、引き金を引いた。

すると、発射された砲弾が、第一射で的の、ど真ん中を射抜いた。
見事な初弾命中である。


「一発で当てましたね、華さん。お見事です。」

命中を確認したみほが言った。

「ありがとうございます。」

華も大喜びであった。



(やはり思った通り。華さんには砲手の才能があったんだね。)

みほはグロリアーナとの練習試合の時、華の砲撃をその目で見ていた。
その時に、彼女の才能を見抜いていたのだ。
そして、この日までその才能を徹底的に研くように意識し、華に指導をしてきたのである。
そのおかげで、花の射撃の才能が見事に開花しつつあった。

これも隊長としての、みほの成果のうちの一つである。
みほは指導者として、その力をいかんなく発揮していたのだった。





そして、そんなみほが、今日も思考を巡らせていた。

(桃先輩の射撃の腕が、どうにもおぼつかないなぁ。)

みほが考えていたのは、Bチームの砲手である河嶋桃の、射撃能力の事であった。

桃の腕前には大きな問題がある。
それは致命的に命中率が低すぎるという事であった。

とにかく当たらない。
当たっているところを誰も見た事が無い。
その射撃精度の悪さは、前回のグロリアーナ戦でもモロに出てしまっている。

(桃先輩、砲手には向いていないのかな? どちらかと言ったら装填手の方が向いてそうな気がする。)

そしてみほは、更に考える。

(そういえば、杏会長って結構肝が据わっているよね。 ああいう性格の人の方が砲手には向いているかな?)


すると、みほは閃いた。

(そうだ。 会長と桃先輩で、ポジションを交代させれば、それでBチームの戦力は大きく強化されるかもしれない。)

そう思ったみほは、さっそく杏と桃に、ポジション交代を進言した。



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