過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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659: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2016/06/08(水) 21:02:48.87 ID:c9H4a51Eo



全国高校戦車道大会。
日本各地の戦車乗り達が集い、その実力を競い合う大会である。

本日、その組み合わせ抽選会が行なわれる。
その抽選会の会場には大勢の高校生達が集まっている。
そして、その中にはみほ率いる、大洗学園チームの面々もいた。

万が一の事を考えれば、出来ればみほはこの場には来ない方が良かったのだが、チームの隊長である以上、不参加というわけにもいかない。



ここでみほは先日の、まほとのやり取りの事を思い起こす。






「いいか、みほ。 男装の事、バレないようにするためにも、当日、会場では出来るだけ目立たないように行動するんだ。」

「うん。分かった、お姉ちゃん。」

「私の方からも、小次郎という弟がいると、それとなく周りの者達に言っておこう。
 今のみほは男装に加え、髪型も髪色もあの時とは違うから“みほ”と“小次郎”を同一人物だと見抜く人はおそらく居ないだろう。」

「うん。でもエリカさんと小梅さんが・・・・。」

「あっ、そうか。 エリカと小梅、確かにあの二人は、みほとは親しかったな。」

「どうしよう・・・。あの二人の目は誤魔化せそうにない。」

「分かった。エリカと小梅に関しては、こっちで何とかするよ。当日に、適当な用事をさせて、会場に来れないようにすれば・・・。」





先日にまほから言われた事を思い出すみほ。
だからみほはこの日、出来るだけ目立たないように心がけつつ、会場に足を運んでいた。



そして会場のホールへ移動する大洗の面々。

すると、そこで黒とグレーの制服を身に纏った集団とすれ違った。
それは黒森峰女学園の選手達である。

その時みほは、その集団の先頭を歩くまほと目が合った。

(お姉ちゃん。)

(みほ。くれぐれも気を付けるようにな。)

まほは、そっと目配せをした。


そこでみほは、まほ率いる集団をざっと見渡してみる。
すると、その中にはエリカと小梅の姿が見られなかった。
その事に、みほはとりあえず一安心する。



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