過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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687: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2016/06/17(金) 00:58:45.86 ID:0VXmV88xo

しかしその時、ナオミが不審そうな顔をする。

『あなた、見かけない顔ね。』

『えっ!?』

『あなた、所属と階級は?』

『え!? あ、あの・・・第6機甲師団所属、オッドボール三等軍曹であります。』

その瞬間、ナオミは叫んだ。

『偽物だー!!』

『ひっ!!』

完全にバレてしまったようだ。
優花里は即座に駆けだし、逃走した。

走っているせいで画面の映像が激しく揺れる。

『待ちなさい!』

『追え!』

『逃がすな!!』

追手の姿は画面外で映ってないが、その叫び声から、相当の数の人間に追われている事が窺える。
そして優花里は全力疾走しながら、カメラに向かって語りかけた。

『以上、秋山優花里がお送りしました。レポートを終了します。』


そこで映像は修了した。




「何という無茶を・・・。」

麻子が、呆れ半分、驚き半分といった様子で呟いた。


「いいの? こんな事して・・・。」

「試合前の偵察行為は承認されています。」

心配そうに言う沙織に、優花里は答えた。
優花里の言う通り、偵察行為自体はルール上問題無い。
とは言っても、ここまで大胆な事をする人も滅多にはいないが・・・。

これもひとえに、みほを慕う想いによってなせる業である。

優花里はメモリカードをみほに手渡しながら言った。

「西住殿。どうか次の作戦に役立ててください。」


すると、みほは微笑みながら、感謝の言葉を言った。

「おかげで作戦が立てやすくなったよ。ありがとう、優花里さん。」

「あわわ・・・西住殿に褒められちゃった/////」

その微笑みを見た優花里は、顔を赤くしながら喜んだ。



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