過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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71: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2013/10/03(木) 01:49:08.10 ID:NBfo9fxj0


こうしてみほ達は、優花里も加えた4人で戦車探しをする事になった。

「じゃあ、行こうか、みんな。」

先程の気まずい空気を振り払うかのように、みほが元気よく言った。
地図を手に持ち、先頭に立って森の中を探索していく。

その時、華が何かに気づき、みほを呼び止めた。

「待ってください、小次郎さん。あちらの方から何やら鉄と油の臭いが微かに・・・。」

「臭い?」

華は森の奥の方を指差しながら言った。

「はい。私、華道をやってる関係から、嗅覚が少し敏感なんです。あちらの方から植物の香りに混ざって、明らかに異質な臭いがします。」

「本当に!?」

みほは驚いた。
まさか、臭いで戦車を探し出す人がいるなんて思いもしなかった。
もし彼女の言っていることが本当なら、相当嗅覚が鋭いという事になる。
にわかには信じられないが、それでも他にアテもないので、とりあえず、彼女の指差した方向に向かうことにした。






しばらく歩いて行くと、鉄の塊のような物が見えて来た。
そのには一両の戦車が鎮座していた。

「あっ、あれは! もしかして、38(t)戦車!?」

真っ先に反応したのは優花里だった。

「本当にあった・・・。」

みほは呟いた。
正直、みほも半信半疑だっただけに、本当に見つかったことに驚きを隠せない。



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