過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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779:名無しNIPPER[sage]
2016/12/19(月) 01:26:53.35 ID:FEaMWRlao


しかし・・・・・





「えっ?」

気がついたら、みほは赤星にそっと抱きしめられていた。
そして赤星は言った。

「みほさん・・・・会いたかった。」

その声は喜びに満ちたものだった。
更に彼女は言う。

「みほさんが突然黒森峰からいなくなって、正直心配してたんです。
 でも、良かった・・・・・・・戦車道をやめてなかったんですね。」

その時の彼女は涙声になっていた。
再会を喜び、嬉しさのあまり涙ぐんでいるようだった。

そしてこの時の赤星には、みほの男装の事や、過去の事などについて、聞こうとする様子は無かった。
みほも、その事は絶対に問い質されると思っていただけに、その態度には少々戸惑う。


「あの・・・赤星さん。 聞かないんですか? 僕の事を・・・。」

みほは思わず、赤星に問いかけた。

すると赤星は言った。

「何か事情があった事は分かります。
 でも、いいんですよ。みなまで言わなくとも・・・。
 私はただ、こうしてみほさんと再会する事が出来ただけで十分ですから。」


その言葉が如実に物語っていた。

どうやら赤星もかつてのエリカと同様に、みほに何か深い事情があると察し、何も聞かないでいてくれるらしい。
その上で彼女は、みほとの再会を心から喜んでいたのであった。


その配慮がみほにとってはありがたかった。

お陰でみほは一安心する事が出来る。
そして友との再会を純粋に喜ぶ事が出来るのであった。



「赤星さん・・・・心配させてしまって、ごめんなさい。」

「いえ、いいんですよ。 みほさん・・・・いや、“小次郎”さん。」

そして赤星は、“小次郎”として生きている今のみほの秘密を守ってくれるようだった。



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