過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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794: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2017/01/15(日) 23:22:13.88 ID:tcD2YI/zo


そしてその時、サンダースチームの副隊長であるアリサは、車内で不気味な笑みを浮かべていた。

「フフフフ・・・・・・大洗の沙織め。今に見てなさい。 私のタカシを奪った、その借りは何倍にもして返してやるんだから。」

アリサは何やらブツブツと恨み節を呟いている。


「奪うも何も、アリサさん・・・そのタカシって人には、告白すら出来ていないじゃないですか。
 失恋以前の問題ですよ、それ。」

同乗者から鋭いツッコミが入った。


「うるさいわね!! 告白はこれからするつもりだったのよ!!」

アリサは逆切れ気味に叫びながら、更に言った。

「とにかく、あの沙織って女のいるあのチームは完膚なきまでに叩き潰してあげるわ。
 これを使って、あの女に目に物見せてやる。フフフフフ・・・・。」

そう言うと、アリサは傍に置いてあった大型の機材に手を伸ばす。
どうやら彼女は、車内に何やら特殊な機材を持ち込んでいるらしい。

「本当はあんな弱小校相手に使うつもりは無かったんだけど・・・・・・あなたがいけないのよ・・・・武部沙織。」


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試合開始より数分後、大洗チームは森林地帯に入って行った。


「では、ウサギさんチームは右側・・・アヒルさんチームは左側の偵察をお願いします。
 僕達アンコウチームとカバさんチームは、カメさんチームの護衛につきます。」

みほの指示の下、八九式とM3が先行する。


「あのネーミング・・・もうちょっと何とかならなかったのだろうか?」

「いいじゃん。可愛くて。」

やや緊張感に欠けるネーミングに不満を漏らす桃に、それを宥める杏。




そんな中、偵察に出ていたウサギチームのM3が停車する。

車長の梓がキューポラから顔を出し、周囲を見渡す。

「あっ! あれは・・・。」

そして双眼鏡を使って、遠方を見渡すと、前方の開けた場所に動く影を見つけた。

「こちらB085S地点。敵戦車3両を発見しました。」

速やかに報告する梓。

「これより誘き寄せます。」


そのまま攻撃態勢に入った。


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