過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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◆MBDL96yQmCZm
[saga]
2017/01/15(日) 23:30:18.38 ID:tcD2YI/zo
「ウサギさんチーム。 こちらと合流したら南東方向に転進してください。」
無線機のマイクを通して指示を出すみほ。
しかし、実はこの時、みほの声に対し、聞き耳を立てていた者がいた。
「奴らの動きは全て手に取るようにわかるわ。」
それはサンダースのアリサである。
彼女が車内に持ち込んだ機材・・・それは無線傍受機だったのだ。
無線通信の電波を傍受し、会話内容を盗聴するという物だった。
みほの出した指示を、盗み聞きしたアリサは、即座にその退路を断つべく、ケイに進言する。
「隊長。南南西に2両回してください。」
「OK。」
ケイは言われた通りに、2両の戦車を迂回させた。
そんな中、みほ率いるアンコウチームとアヒルチームはウサギチームと合流。
あらかじめ指定された方角へ転進し、敵包囲下からの脱出を図った。
しかし、そんな彼女達の前に、先回りしていた2両の戦車が立ちふさがる。
「隊長。敵がこっちに来ました。このまま挟み込みます。」
迂回部隊よりケイに連絡が入る。
「ドンピシャ! 今日のアリサの勘、冴えてるわね!」
ケイは驚嘆した。
実は無線傍受はアリサの独断行動であり、ケイはその事を知らされていない。
だからケイは、アリサの進言を、ただの勘による物だと思っていた。
まさか無線傍受の専用機材を持ち込んで敵チームの通信を盗聴しているなんて事は、夢にも思わなかったのである。
こうして、アリサの策略によって完全に包囲されてしまったみほ達。
このままではアンコウ、ウサギ、アヒルチームが敵に包囲殲滅されてしまう。
しかしこの状況下でも、みほの顔に焦りの色は無かった。
「これより正面の敵に突進、敵車両と交差しつつ強行突破します。アヒルさん、ウサギさんチームはアンコウについて来て。」
みほは即座に強行突破を決断し、梓と典子に指示を出す。
冷静でいて、迷い無き即断であった。
みほの指示の下、操縦手の麻子がアクセルを踏み込む。
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