666: ◆xjSC8AOvWI[sage saga]
2013/06/29(土) 23:52:11.55 ID:jFwjjkBk0
―鹿目宅
――――…。
インキュベーター「話をしたいんだ。君も気になることはあるんだろう?さっきの話を聞いて…」
まどか「………」ガラ…
インキュベーター「ありがとう」
まどか「……ほむらちゃん、なんでそこまで…」
インキュベーター「彼女にとって諦めることは絶望と同義だ。
何をやっても君を救えない、駄目だと思った瞬間に彼女のソウルジェムはグリーフシードへと変化する」
インキュベーター「救えるか救えないか、ワルプルギスの夜を越えられるか、そんなことは関係無いんだ。
だからもし今回が駄目でもまた性懲りもなく時間を巻き戻す。そうするしか道が無いんだよ」
まどか「………私、願い事決まったよ。
みんなのことも、私のために頑張ってくれていたほむらちゃんのことも救いたいの」
インキュベーター「因果の特異点となった君なら、どんな願いでも叶えられるだろう。
さあ、その魂を対価にして君はなにを願う?」
まどか「……私の願いは…」
まどか「――…過去、未来、今、全ての魔女を…この手で…生まれる前に消し去りたい!
さあ、叶えてよインキュベーター!」
インキュベーター「!? その願いは……!時間干渉なんてレベルじゃない、因果律そのものに対する叛逆だ…!」
インキュベーター「君は…神にでもなるつもりかい!?」
まどか「神様でもなんでもいい。私は希望を信じたみんなを救う…!
それを邪魔するルールなんて、壊してみせる、変えてみせる!因果は私が受け止める…!」
―――――………
―暁美宅
まどか「……ほむらちゃん…」
ほむら「…まどか…?…その格好………!」
まどか「うん…私、魔法少女になったの」
ほむら「なん、で……やめてよっ!なんで契約なんか…!これじゃあ私、今までなんのために…」ズズズ…
ギュ……
ほむら「…! 穢れが……」
まどか「もう戦わなくていいの。ワルプルギスの夜も来ないの。
もう私もほむらちゃんも、魔女にならないの」
ほむら「え……」
まどか「…――もう絶望しなくていいの」
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃんが今まで頑張ってきたこと、無駄になんてなってないよ。
今までほむらちゃんに守られてきたからこそ、今のわたしがあるの」
まどか「そんな私がやっと見つけ出した答えなんだ。だから、信じて…」
ほむら「………」
1002Res/367.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。