過去ログ - ソ連尉官「自分達が」　国民党兵「魔王と戦う？」 -SS速報VIP

過去ログ - ソ連尉官「自分達が」　国民党兵「魔王と戦う？」

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135: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/07(日) 23:43:18.37 ID:7eeVSk1Oo
ドリフターズの偵察兵が配置についたとき、既にドワーフの軍勢も魔王軍も配置についていた。

「どっちがドワーフだ？」

「体格が比較的小さい方です」

「なるほど、体格が小さい代わりに筋肉が発達しているんだね」

「装備は北欧系ですか」

「本当は角のついた兜は存在していなかったらしいが…こめかみを守る構造といい、斧や丸盾を中心とした装備といい…」

ドワーフは密集陣形を組み、前面にクロスボウ兵、そしてその後ろに斧兵がいた。

「見てみろ諸君、あのクロスボウを」

「爪車式！凄い、魔王軍とは200年以上文明の進度が離れているぞ！」

ドワーフの装備しているクロスボウはすべてレバーを引いてつるを引き絞る爪車式だった。対する魔王軍は手でつるを引き絞る原始的なものである。

｢技術的に言えばドワーフの圧勝だが…｣

北欧系に見えた装備だが、ドワーフ軍の前列のクロスボウ兵は前に大盾を起き、すぐ後ろにいる兵士は長い槍を地面に突き立てていた。

｢あの大盾が敵の矢を防ぎ、敵が騎兵を繰り出せば大盾の間から長槍をつき出して馬を刺し[ﾋﾟｰｰｰ]…」

｢落馬した騎士はさらに後列の斧兵に叩き殺される。なかなかいい戦術だな｣

一方魔王軍は統率がとれておらず、隊型も乱れていた。

｢しかし凄い数だな…」

｢魔王軍は元々かなり兵士の数が多かったのですが、その上平定した土地の兵士も含まれていますからね｣

｢そんなに水増ししたら士気が下がるんじゃないか｣

｢一度我々が境界付近の魔物の村にて扇動活動の訓練をしたのですが、ものの一週間で南の王国に鞍替えしました｣

｢魔物は…かなり直情的ですね」

｢そしてあの魔王の強さとカリスマ…だからあれだけの軍勢が付いて来てるんだな｣

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