過去ログ - 律子「想い出がいっぱいいっぱい」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/23(日) 01:31:03.37 ID:9h6uLB3H0
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「…そろそろか。 ちょっと待っててな」

「え?」



プロデューサー殿はそのまま席を立ち、個室の扉を開けて出て行ってしまった

個室の中に取り残された私

頭の中を色々な言葉が回っている

二人っきりの食事

二人っきりの空間

二人っきりの時間

高速で回っている言葉一つ一つを確認していく

その度に…顔が熱くなるのが分かった

私は何を期待しているのだろう

緊張によって乾いた喉に烏龍茶を流し込んだが、味も何も感じられない

狭い個室内に悶々とした空気を充満させていった



「お待たせ、律子」



扉が開く音と共に聞こえたプロデューサー殿の声で、私は口に含んだ烏龍茶を吹き出してしまった

先程まで充満していた空気はどこ吹く風で、個室内にはプロデューサー殿が持ち込んだ爽やかな空気で満たされていた


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