過去ログ - 律子「想い出がいっぱいいっぱい」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/23(日) 02:13:33.60 ID:9h6uLB3H0
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「…俺もお前が好きだ…俺と付き合ってくれないか?」
耳元から聞こえたその言葉は一瞬幻聴ではないのかと疑える程、私の意表を突いたものだった
「え? え?」
頭の回転が追い付かない
プロデューサー殿は今なんて言ったの?
「……ははっ、律子は可愛いな。 顔真っ赤だぞ」
後ろから回されたプロデューサー殿の腕から伝わる、抱き締める力が強まったのが分かった
それと共に顔が熱くなるのが分かった
…さっきのは幻聴ではなかったのか?
「…あの…もう一度言って…もらえますか…」
「ん? 律子は可愛いなって言ったんだけど?」
「ち、違います! そ……その前です…」
「…何度も言うのは恥ずかしいんだがな……好きだぞ律子…」
……幻聴ではなかった…
私はプロデューサー殿に好きと言い、プロデューサー殿は私に好きと言ってくれた…
これって…
「…私達は……これで付き合い始めたって事でいいんですよね…?」
「あぁ、そうじゃなかったら俺はこの状況をどうしたらいいか分からなくなる」
その瞬間、我に返った私は今の現状を理解した
私を後ろから抱き締めるプロデューサー殿
そのプロデューサー殿の顔から数センチの距離にある私の顔
更に顔が熱くなるのが分かった
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