過去ログ - 律子「想い出がいっぱいいっぱい」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/23(日) 00:37:29.30 ID:9h6uLB3H0
私の支えとなるプロデューサーとの二人三脚
そう思いながら私は仕事をしていた
…だけど現実はその幻を見事に打ち砕いてくれた
『この前のCDの売り上げが好調だそうじゃないか。 今後も頼むよキミ』
『びっくりしたねぇ…記者の人が君の事を褒めていたよ。 あの人は中々難しい人なのだが…いやぁ、まったくキミには毎度驚かされるよ』
『この前のライブは大成功だったねぇ! あれ以降取材の電話が鳴り止まないよ! ははは!』
『今度キミの事を番組で取り上げたいそうだ。 今話題の敏腕プロデューサー! ってコーナー名らしい。 いやぁ、私も鼻が高いよ!』
デスクに座っている私の耳に入ってくる社長の声
聞こえる言葉一つ一つがプロデューサーを褒め称えるものばかり
その声が聞こえる度に私の肩身が狭くなっていく
…私はなにをしているのだろう
なにか結果を残せたか?
なにか実績を挙げられたか?
なにかプロデューサーを超えるものを持っているのか?
誰も私を責めているわけではないのに、聞こえる言葉全てが私を貶す言葉に聞こえる
被害妄想甚だしい
分かってはいるのよ…だけど…弱い私はそれを受け入れる事が出来なかった
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