11:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:33:26.40 ID:ebCH2PLZ0
真「あっ、逃げた!?」
響「逃がさないぞー!!」
春香「ていうか、なんで逃げるの!?」
12:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:35:08.79 ID:ebCH2PLZ0
律子「な、なんで追いかけてくるのよぉ……!!!」
半分涙目になりつつも、諦めずに降りたことが幸いしたのか、事務所から出ることに成功した。
だがここで油断は禁物。 後ろも振り向かず前へと走り出す。
なんとかアイドル達に進行方向を見られる事無く、建物の影に隠れることが出来た。
13:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:36:48.33 ID:ebCH2PLZ0
律子「…………よし!」
また、駆け出す。 先程の数秒で息は大分整った、まだ走れる。
日々の営業で歩いているのもあるが、まだ衰えていない事に喜びを覚える。
14:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:38:47.35 ID:ebCH2PLZ0
春香「あっ……!」
千早「律子、ようやく見つけたわよ」
雪歩「はぁ…ふぅ…」
15:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:39:22.37 ID:ebCH2PLZ0
千早「春香!」
雪歩「春香ちゃん、大丈夫!?」
春香「あいててて……」
16:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:42:49.90 ID:ebCH2PLZ0
・ ・ ・ ・ ・
足に乳酸が溜まるのを感じ、たまらず足を止めた先に、丁度公園を見つけた。
水呑場で水分を補給し、ベンチに腰を下ろす。
大きく上下する肩を落ち着かせ、シャツの中に空気を入れ体を冷やす。
17:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:45:43.07 ID:ebCH2PLZ0
やよい「あ、律子さーん!」
真美「お? りっちゃん見っけ! 真美たちが一番ぢゃん?」
律子「残念、先に春香たちに見つかったわよ」
18:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:47:11.74 ID:ebCH2PLZ0
真美「ふぉぉ……、二人からとてつもないパワーを感じるぜ……!」
やよい「ま、真美ぃ! 律子さんと貴音さんを止めないと……!」
真美「そんなこと言われても無理だよぉ〜! あん中に入ったらジョーハツしちゃうって!」
19:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:49:11.71 ID:ebCH2PLZ0
律子「十時…………」ワナワナ
貴音「り、律子嬢……?」
ふと真美とやよいを見ると、やよいが目をこすっていた。
20:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:50:01.80 ID:ebCH2PLZ0
頭の上に疑問符を浮かべながら首を傾げる姿に、ちょっと可愛いと思ってしまう。
そんな考えを振り払い、単刀直入に答えを述べる。
律子「さっさと帰ってお風呂に入って寝る! 今やるべき事はそれよ!」
21:1[sage saga]
2013/06/23(日) 12:51:28.23 ID:ebCH2PLZ0
律子「…………」
真美「りっちゃん……」
貴音「律子嬢……」
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