2: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/23(日) 22:33:45.75 ID:gCMU1BRF0
夜風が少女の頬を撫でた。
少し湿った亜麻色の髪を揺らして暗い空を見上げれば、雲の切れ目に満月が顔を覗かせ始めた。
少女の耳から風が木々を揺らす音も虫達の鳴き声も消えてゆく。
冷たい光を放つ月に少女は観入っていた。
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