23: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/06/28(金) 22:40:49.25 ID:UC8JbPa20
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脇腹に食い込んだ恭兵の蹴りが少女の肺から酸素を絞り出していた。
タイルの上を転がりながらもキリコがショットガンを自分に向けて引き金に指を掛けたのを確認したが、少女は呼吸が上手く出来ないせいでうつ伏せの体勢から回復出来ずにいた。
殺意の塊の轟音が響く。
(……?)
多少のダメージは覚悟の上だった少女は、予想していたものと違う衝撃を背中に感じた。
「……おいおい」
キリコは目の前で起きた信じられない光景に目を見張った。同様に恭兵も言葉を失っていた。
突然、射線に割り込んだ少年ーー凉一が少女の身代りに散弾を受けて倒れたのだ。
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