過去ログ - 咏「健夜さん、一度だけでいいから私と――」
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14: ◆kEnR9bcEp.[saga]
2013/07/01(月) 02:08:02.52 ID:qQ6JEELU0

健夜「うん、ごめん。ちゃんと話すね。そんな心配してもらうようなことじゃないんだけど……」

 口にしながら、健夜は廊下の前後を確認する。
 人はほとんど居ないものの、皆無というわけではない。

健夜「人に聞かせるような話でもないから、ちょっと場所を変えようか」
恒子「うん、わかった。それじゃ、どこが都合がいいかな……」

 真面目モードなままの恒子を前に、彼女を安心させるように健夜は気軽に口にする。
 悩みを打ち明けることに不安はあれど、その相手が彼女であれば大丈夫だろうという安心感もあった。
 それに打ち明けようと決心したことで、驚くほどに心が楽になっていたのだ。

健夜「本当、たいした事じゃないし、適当な居酒屋とかでも大丈夫だよ。久しぶりに飲みながら色々話そうよ」

 意図を察したのか、恒子はいつも通りの笑顔を浮かべた。

恒子「りょーかい。この前よさげな個室の居酒屋見つけたし、そこでいいかな」
健夜「うん。こーこちゃんに任せるよ」

 こうして突発的に二人だけの打ち明け飲み会の開催と相成ったのだった。




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