22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/24(月) 10:29:06.31 ID:3DHSIISl0
朋「…は?」
P「どの指でもいいから食え」
朋「もぉおお何なのよぉ!」
声を荒げる朋に近付き、頭が同じ高さになるまで腰を落とす。
口元を押さえていた手を退かそうと掴んでみると、微かに震えているようだった。
案外大した抵抗も無く、両の手を下ろさせることが出来た。
露わになった唇に、とりあえずこれと思い人差し指を近づけてみる。
触れる。
柔らかい。
そのまま口内に指を侵入させ舌に触れると、びくっと震えて奥のほうへ引っ込んでいってしまった。
朋(P…おかしくなっちゃったんだ)
朋(私の不運が伝染して、何か酷いことがあって、おかしくなっちゃったんだ…)
朋(可哀想なP…どうしたらいいの、どうしたら元に戻るの)
なにやら狂人認定されている模様。
やはり指を食べさせるのはやめて、撫でるのをもっとたくさんやったほうがいいか。
メモを取るために指を引き抜く。
唇と指先との間で、唾液が糸を引いた。
ティッシュで拭き取り、メモ。
ええと、狂ったと思われる、と。
朋「手、洗ってよ、汚いよ」
P「ん?そうか?」
別にそうでもないと思ったが、朋がなにやら恥ずかしそうにしているので、給湯室で手を洗うことに。
背中のほうから、朋の心が聞こえてくる。
朋(言葉が通じた!ちょっと正気に戻ったんだ!この気を逃す手は無いわ!)
朋(何があったのか聞かなくちゃ)
朋(安心しなさいP、あんたはあたしが助けてあげるわ!ピラミッドパワーとかで!)
手を洗い、ハンカチで水気を拭きとりながら朋のもとへ戻る。
朋はなんだか決意を秘めたような表情で立ち上がっていた。
朋「P!何があったのか教えなさいよ!あと、とりあえず開運の呼吸法を教えるわ!まず息を大きく吸って!」
気にせず近付き抱きしめ、もさもさの髪をまた撫でる。
ナデナデナデ
ヨーシヨシヨシ
朋(…またなの?でも、負けないわ!)
あとムツゴロウさんって何してたっけ。
…確か、象の、おしっこを、手ですくって飲んだとか。
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