21:電動ウォンバット ◆Eh2pKYcJqE[saga]
2013/07/07(日) 23:31:44.35 ID:1/eeXXi7P
突然抱きついてくる。
なぜかいつも私の目的地に先回りしている。
食事中に割り込んできて、私の友人の違和感を消去し、気づけば自然な雰囲気で溶け込んでいる。
私の違和感を消さなかったのが、私をからかっていることの証明だろう。
周りからは仲のいいルームメイトだと思われているかもしれないが、こっちとしてはいい迷惑以外のなにものでもない。
そして今日も今日とて私にちょっかいを出してくるのだった。
食蜂「ねー、せんぱぁい……暇だったら学舎の園を案内してくださいよぉ」
だから課題があるということはわかるでしょう。
そう脳内で返事をする。
しかし、彼女は一向にその意図を汲み取ろうとはしない。
食蜂「…………そうですか」
声のトーンが低くなるのがわかった。
私が声に出して返事をしようとしなかったことに腹を立てたのだろうか。
そう思って、チラリと彼女の顔色を確認しようとした次の瞬間。
私はベッドの上に仰向けで倒れていた。
縦ロ「……え?」
食蜂「先輩……せめて返事くらいは声に出して伝えてください」
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